有職故実。

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プラスチック 夢の超特急

お久しぶりです。実に約1年ぶりの更新となります、、、

プラレール紹介第3回は、「プラスチック 夢の超特急」です。

実はこれまでこの製品のみ揃っておらず紹介できずにいたのですが、この度ついに入手したので第3回として記事にすることができました。

この製品の発売は1963(昭和38)年。つまり、1964年の東京オリンピックの1年前です。東京オリンピックに合わせて、日本初の新幹線として東海道新幹線が開業しました。今では実に最高営業速度300㎞/hで人々の高速移動を大きく支えている新幹線ですが、開業当時は時速210km/hと、今と比べると少し遅く感じてしまうものでした(歌『はしれちょうとっきゅう』では、”時速”250キロ”という歌詞もありますが)。

初代新幹線車両として走り始めたのは丸い団子鼻とライトが特徴的な0系新幹線ですが、今回ご紹介する「プラスチック 夢の超特急」のモデルとなったのは0系新幹線運行開始前に高速試験を行った試験車両1000形A編成でした。見た目は大体0系量産車と同じですが、運転台窓が曲面ガラスである点やライトがまん丸ではなく少し小さい点、車両側面のスカートの高さが少し高くなっている点などの差異があります。

 

さて、そろそろ本題に入りましょう。

プラレール初の新幹線「プラスチック 夢の超特急」です。

 

前回の記事で紹介した電動プラ汽車セット(1961年発売)が初の電動車両でしたが、なぜか再び手転がし車両になってしまいました。今のプラレールと異なり4両編成で(実車が2両編成なので実車とも異なります)、1両1両が非常に短く可愛らしいショーティー車体となっています。また、車体色も青+白という実車のカラーリングと異なり赤+白に青鼻というカラーリングが選ばれています。なぜこのように実車と大きく異なるカラーリングになったかの正確な理由は不明ですが、塗装コストを抑えるためではないかとも、試験車両登場前にあった赤+白の塗装案を採用したのではないかとも言われています。

当時の単品の販売価格は180円で、レールセットはAセットが1150円、Bセットが700円でした。

 

それでは、車両をさらに詳しく見ていきましょう。

1両1両が非常に短い、可愛らしくおもちゃらしいデザインである。

先頭車前方部分のアップ写真。青鼻はクリアとなっており美しい。

車体裏側と、1両ずつ切り離したところ。連結器は初代プラ汽車のように金属製だが、鍵側と受け側が一本に繋がっていない。

 

初代プラ汽車セットとの”手転がし車両並び”。車体はプラ汽車セットの方が少し短い。

単品箱。モデルとなった1000形A編成が長編成となって大きく描かれている、かなりエモいデザイン。ちなみに、箱は本物ではなく本物に限りなく近く再現した複製品。

以上、プラレール初の新幹線製品である「プラスチック 夢の超特急」の紹介でした。1964年の東京オリンピック開催に合わせて開業した東海道新幹線の車両をすぐさま商品化し、当時の子供たちが”夢の超特急”を家でも遊べるようにしたのは中々の成功だったようです。また、この製品はプラレール初の実車をモデルとした製品であり、これ以降プラ汽車セットや電動プラ汽車セットのようなフリーランス車が製品化されることはほとんど無くなりました。

初の電動車両となった電動プラ汽車セットに続き、プラレールの大きなターニングポイントとなったこの製品。素晴らしいコレクションの一つとして大切にしていきたいです。

 

 

それでは今回はこの辺で。