有職故実。

プラレールを始めとした趣味、日々の綴り SNS: https://x.com/nabeta1959?s=21&t=ilrm8e67n_H8G9RCoffb0g

電動プラ汽車セット

1959(昭和34)年に初のプラレールである「プラ汽車セット(前回の記事参照)」が発売されてから2年後、プラレールの歴史における最初の革命が起こります。それは、「車両の電動化」。プラ汽車セットは現在のような電動車両ではなく、手転がしで遊ぶ製品でした。もちろん子供が自分自身の手で車両を押して走らせるのも楽しいですが、やはり鉄道という物は自走する物です。

 

そこで、プラ汽車セット発売から2年後の1961(昭和36)年に発売されたのが、初のモーターを搭載した電動車両である「電動プラ汽車セット」です。

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機関車1両にプラ汽車セットのタンク車と無蓋車を1両ずつ繋げた3両編成。機関車は、数年前までは南満州鉄道のダブサ型蒸気機関車をイメージしていると言われていましたが、2020年8月に起こった所謂"ちゃぶ台返し事件"で、ドイツの鉄道模型メーカーであるフライシュマンが発売していたBR61形という電動車•ゼンマイ車のHOゲージ車両にそっくりと言う事が分かり、今では後者の説が通説となっています。f:id:Nabeta1959:20240320232859j:image

↑モチーフと言われているBR61型(パーラーフルールより)

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の主役:電動プラ汽車セットです。

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プラ汽車セット

製品紹介の記念すべき第1回に相応しい製品は、やはり"元祖プラレール"でしょう。

その名も「プラ汽車セット」。     

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1959(昭和34)年に発売されてから60年以上経った今もなお販売されているプラレールですが、初代の製品は現行製品のような電動車両ではなく、無動力の手転がし車両でした。自由型SL1両+貨車4両の5両編成で、テーマパークのミニSLのような雰囲気があります。プラレールの歴史について紹介されるメディアでよく出る車両なので、見た事のある方も多いのではないでしょうか。

 

販売期間中に大きな金型変更は行われませんでしたが(汽車の煙突の長さ•木材車の柱の長さの変更を除く)、販売時期によって金属製連結器の初期製品と、プラ製連結器の後期製品が存在します。

レールも一緒になったセット品として「プラスチック汽車レールセット」「プラ汽車レールセット」も用意され、車両単品も含め約10年間に渡って販売されました。

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↑金属製連結器の初期製品。
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↑プラ製連結器の後期製品。

 

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↑先頭車の裏側。前後の連結器は1本の棒で繋がっている事が分かる。

 

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当ブログの製品紹介第1回として、初代プラレールであるプラ汽車セットを紹介して来ました。今年で発売65周年のロングセラー鉄道玩具であるプラレールの初代製品として、非常に価値のある物と言えるでしょう。プラレール発売〇〇周年の記念商品として過去2回復刻されているので、この先もどのような形で復刻されるのか楽しみですね。

それでは今回はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

皆さま初めまして。なべた と申します。

「いつか、小学生の頃から憧れていたブログを自分で始めたい」という思いがずっとあり、大学生になるこの春を機にブログを開設しました。

 

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私の趣味として「古いプラレールの収集•研究」という物があります。始まりは、叔父が当時遊んでいたプラレール(急行電車、EF58)を父が残しておいてくれており、それを小学生の頃に遊んで古いプラレールの良さを何となく感じ、インターネットや書籍等で色々と調べた結果すっかりどハマりしてしまいました(笑)

色々と見ている内に色々な製品が欲しくなってしまい、徐々に自分でも収集するようになりました。元々親がネットオークションをやっていたり、父親も中々の鉄オタで幼少期にプラレールで遊んでいたりと趣味の環境はかなり整っていましたが、自分の欲しがる製品は当然とっくの昔に廃盤になってしまったプレミア物ばかりで、当時小学生の自分には入手困難な物が多かったです。しかし、ジャンク品を安く購入して修理したりしている内にコレクションも増えていきました。中学生、高校生と上がっていくと使える金額も徐々に上がっていき、ずっと憧れていた製品も買えるようになり、現在に至ります。

 

さて、当ブログについてですが、少しずつ自分のコレクションを紹介したり、イベントの参加記録を残したり、時には日々の事を書き綴っていければと思っています。マイペースな投稿となってしまいますが、宜しくお願い致します。